八幡さまと比売神(ひめがみ)さま*Vol.10 かかあ天下は夫婦円満のしるし☆
〜11月の初頭、由布岳の紅葉は綺麗に色づいていました♡〜
山間部の明礬温泉を更に登り
湯布岳の山麓に素敵な神社がひっそりと鎮座されています。
地もぴーさんにお聞きしないと
気づかない由布岳の氏神様のような聖地・・
それは『霧島神社』です。
『霧島』と聞いてすぐに思い出すのは
鹿児島県の『霧島神宮』。
広大な神域の中に
さざれ石や竜宮城のような美しいお社、
歴史的に言えば
坂本龍馬夫妻が新婚旅行で訪れた地でもありますよね。
主祭神は天孫降臨伝説の
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)とその妻、
木花之佐久夜毘売(このはなのさくやひめ)
そして豊玉毘賣&玉依比売とその子供たち・・
と竜宮城の女神さまたちも祀られています。
〜鹿児島県・霧島神宮〜
しかし、此処、大分県の『霧島神社』に祀られている神様は
国産み、神産みの夫婦神、
伊邪那岐命(いざなぎ)
伊邪那美命(いざなみ)
が祀られていました。
何故、この地のこの二柱の神様が祀られているのか
社務所でお聞きしたかったのですが、
夕刻でもあったので不在。
鳥居の横にあった石碑に目を通すと
創建はなんと1900年も前!!
めっちゃ古い・・
そりゃ〜天孫降臨伝説が生まれるよりも
ず〜〜〜っとず〜〜〜〜っと昔だから
神産みの神様が祀られていても
おかしくありません。
まずは神社に鎮座されている神様にご挨拶。
正面から見ると小さいですが、
結構奥行きがあって驚きました。
社殿の周りにはまるで高千穂に鎮座される神社のような
素晴らしい彫刻が施されています。
それぞれの神社に施されている彫刻には
意味があるのですが、
本殿横の龍神さまの彫刻は
境内から湧き出る名水のご神水を表しているよに
感じました。
補修されたのか素晴らしい天井画!
朱の色が霧島神宮っぽいです。
何よりも素晴らしいのが由布岳から湧き出ている
このご神水!!
飲み口が柔らかくて本当に甘い!
あまりの美味しさに思わずゴクゴク飲んでしまいました。
この名水は地もぴーさんたちが
毎日、汲みに来られているようで、
emyが参拝している時も
何組かいらっしゃっていました。
感動しながら飲んでいると
地もぴーさんが
「此処のお水、本当に美味しいでしょ!
そしてずっと家に置いていても
全く濁りませんよ。
濾過しなくてもずっと美味しく飲めます。」
と絶賛!
ん〜〜なんとも羨ましい・・。
まぁ〜京都にもあちらこちらで名水が汲めますが、
ここまで美味しい自然の湧き水は
初めてかもしれません。
賽銭箱にお布施を入れて
何時もよりちょっと多めに頂いて帰りました。
京都に戻ってから観葉植物とカーンに
飲ませましたけれど、
猫もこの美味しさが解るのか
珍しくおかわりの催促・笑。
そしてもう一つ、地もぴーさんに
教えて頂いたユニークなお祭りのお話!
500年以上前から
この集落では五穀豊穣をお祝いする
『塚原甘酒祭り』
が執り行われるそーです。
そのお祭り、男性が食事から何から
全て準備して女性をもてなし、
別名が
『かかあ天下祭り』!
ヘぇ〜・・
何とも参加してみたいお祭りですね・笑。
かかあ天下は夫婦円満の秘訣!
と言われますが、
500年も前からその認識を持たれていたなんて
興味深い。
きっと
この神社に夫婦神が祀られているのは
かかあ天下が幸せのしるしだったのかもしれませんね。
だって、
確かに妻神のイザナミノの方が
夫神のイザナギより威厳が上回っていますから・笑。
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