八幡さまと比売神(ひめがみ)さま*Vol.11 豊玉姫と石神(ミシャクジ)☆
〜宇佐神宮の裏手にあるスートーンサークル(佐田京石)〜
ぐるっと国東半島を周って、結構時間的にタイトでしたけれど、
出来れば、宇佐神宮の大元神社へ行きたいと思っていました。
話を聞くと、宇佐の本殿はこの大元神社の方向に向いて
建てられているらしく、
大元神社は宇佐神宮の元宮。
ただ、道はかなり悪いと聞いていたので
行けるかどうか若干、不安でした。
宇佐神宮を右手に見ながらぐるッと車を左折させて
田園道を走っていると、
何か興味深い看板が・・?!
そしてチラっと横を向くと、
いきなり道路脇にストーンサークルのようなものが
目に飛び込んで来て
思わず引き返し・笑。
道路の向かい側に駐車場があったので
止めると
〜佐田京石〜
と書かれていました。
山の斜面にむき出しの巨石があちらこちらにゴロゴロ・・。
看板を見ると此処から『米神山』の頂上まで
この巨石が続いているらしいく
(此処を登れば大元神社に行ける〜〜!!)
と驚きました。
しかし、結構、距離がありそうで・・。
とりあえず入り口の巨石を拝見。
〜まるで鳥居のような・・〜
〜完璧に古代斎場ですね〜
看板に書かれている諸説を読むと
相変わらず起源は不明・笑
雰囲気的に縄文時代??
いや、もっと古かったりして・・。
兎に角、古代信仰の遺跡である事は間違いありません。
もっと上まで登りたかったのですが、
時間を見ると夕刻。
大元神社まで行けるのか???
とりあえず、また次回のお楽しみにして
そのまま国道を走り、聖地の御許山を目指しました。
山道の途中に『大元神社』の看板が
あるのですが、どれだけ走っても到着しない・・。
すると山の中腹でちょっとした原っぱがあり、
その先に『大元神社』への道が
記されていました。
しかし、あまりにも霊気が凄すぎて
一人で行くのは怖すぎる・汗。
次回、誰かを引き連れて行く事に決めました・笑。
(比売神さま・・次回、宜しくお願いします)
と遠くから挨拶をして福岡県へ向かいしました。
この様な古代信仰の磐座『石神(ミシャクジ)』も
日本全国に点在しますが、
九州の石神さまは半端なく凄いと思いました。
それを体感したのが
佐賀県の『巨石パーク』!
佐賀県で滞在した川上峡温泉の近くに
『巨石パーク』がありました。
高速を降りて初めてその文字を目にした時、
異常にそそられるものがあり、
(きっとストーンサークルや
国東半島を周っていたから)
時間があったら行きたいな〜・・
と思っていました。
佐賀県滞在は2泊。
1日は祐徳稲荷と武雄神社。
2日目は伊万里の宮司さんとお会いする約束を
していたので、行けるとすれば
伊万里から戻った午後しかありませんでした。
川上峡温泉に戻ったのは午後15時。
そこから5分とかからない場所に
巨石パークがあるので余裕でしょーー!
っと思ったのが甘かった。
まず公園を運営している管理棟へ行き、
地図をもらい、道順の説明を聞きました。
「どれくらいで周れます?」
とお尋ねすると
「まぁ〜・・険しい山ですからね。
2時間以上はかかりますよ!」
と言われ目が点、点、点・・。
「正直、その格好では
しんどいかもしれませんよ」
まで言われる始末でした・汗。
まぁ〜・・全部が無理でも
天地万物の神が降臨されたスポットまで
行ければ・・。
と出発したのですが、
ほんまにしんどかった・笑。
途中、山から降りて来るご夫婦が
いらっしゃって、
「しんどいですよー
しんどいですよーー!!
でも後、もう少し頑張れば、
巨石が見えて来ますから・・」
と励まされ、
とにかく、黙々と山道を登って行きます。
『巨石パーク』
なんて生易しいネーミングとは真逆で
修験道の修行の場のような険しさ・・。
スニーカーを履いていましたけれど、
帰る頃にはボロボロ・・。
なにせ、道が悪い!
けもの道が延々続く感じです。
思わずラオスで体験した
ジャングル放浪を思い出したくらい・・苦。
やっと最初に見えて来た道祖神(サヤノカミイシ)!
ここへやって来た人たちを守護してくれる守護神の磐座です。
すると、密集して
御舟石、龍の石、イナリ石、兜石・・。
様々な奇岩が目に入って来ます。
すごい・・
何なのこの感じ・・。
縄文時代へタイムスリップ!!
険しい道以上に石神たちの磁力が強すぎて
頭がクラクラ状態。
でも、ほぼ自然のまま放置されているからこそ、
異次元のエネルギーを感じる事が
出来るのだと思いました。
『巨石パーク』・・おそるべし!!
歩くのが必死でほとんど写真が撮れず・汗。
そしていよいよ
天地万物の神、造化大明神の磐座に
到着しました。
〜雰囲気はちょっと石舞台っぽい。〜
〜近づくと大きな岩の間に空洞があり、人が通れる感じ〜
〜潜って下から見るとこんな感じ〜
宇宙観が半端なく、
神様の降臨伝説が生まれてもおかしくありません。
その先には誕生石があります。
高所恐怖症なので遠目から・・笑。
わかりにくいですが、この先は断崖絶壁です。
そしてこの誕生石は非常に大きい。
神々がこの磐座に降臨されたようで・・。
(emyは恐怖の方が先に立つ・笑)
ところで『造化大明神』って
どんな神様??
と後で調べていくと
どうやら『豊玉姫』と関係があるよーで・・。
あれ?『豊玉姫』は竜宮城の女神では?
と思ったのですが、
『豊玉姫』の別名『世田姫』の名前に
その謎が隠されていました。
ある一説によると
『世田』は『淀』と同じらしく、
豊玉姫は、磐座に乗ってこの山に登って来たそーで・・。
あれ?この話、何処かで聞いたよーな・・。
そうそう!
京都、貴船神社の『玉依比売』伝説と同じ!
玉依比売は、黄色の石の船に乗って
大阪、淀川から北上し、
京都の奥座敷、貴船に鎮座された伝説があります。
玉依比売は豊玉姫の妹神。
やはり古代古代では石神(ミシャクジ)の祭壇で
女神(巫女)が祈りを捧げたり、
占いを施していたのでしょうね。
まだまだ巨石は続き、
次の目的地『天岩戸』へ向かいたかったのですが、
このまま進むと日が沈む可能性が出て来たので
こちらも次回のお楽しみ・笑。
石神の滝まで降りると道が全く見当たらず・・
思わず管理棟へ電話をすると
「兎に角、水が流れている脇を ずっと降りて来てください!」
と言われました。
それでなくても方向音痴のemy・・
九州最後の日は思いっきり
修行を
させられたように感じます・笑。
でも、無事下山した時は 驚くほど、
身体が軽くなって
五感が研ぎ澄まされていました。
改めて大自然のエネルギーは
本来の自分の能力を呼び覚ましてくれるものだと
今回、身をもって実感しましたね。
九州のエネルギー・・
やはり最高です♡
*emyの個人鑑定事務所『fenice』のページはこちらから・・*
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