トロピカル・モダニズムを求めて Vol.7 バワの理想郷・・☆
今回最後の滞在ホテルは
同じくベントータにある『ルヌガンガリゾート』です。
此処は数十年に渡り、ジェフリーが作り上げた
広大な自宅をホテルにしています。
ここにホテルがあるの??
っと思うくらい農道や里山のデコボコ道を進むと
大きな鉄門の入り口が現れます。
HONDAのセダンでガイドをしてくれたナリンさん、
「やっぱり今度は四駆を買ったら??」
と思わず提案してしまいました・笑。
此処は見学に来るヨーロピアンも大勢いて
この日、ガーデンツアーに参加しましたけれど、
オーストラリア、インド、フランスと
様々なお国の方々が参加されていました。
ジェフリーの邸宅がレセプション棟となっています。
(やはり床は市松模様)
ゆったりとしたソファーに座り、
チェックインをしました。
緑がふんだんに盛り込まれているリビング兼、レストラン。
やはり落ち着きます。
ユニークな椅子!(座れへんし・笑)
邸宅の前は大きな川が流れています。
このホテルは6室のスイートルームしかありませんが、
11月〜4月の間は限定で、邸宅内のお部屋に
泊まれる事が出来るそーです。
今回、ちょっと残念だったのが、
一番見たかったジェフリーの書斎が
老朽化のため補修中で見学不可でした。
〜インターネットから抜粋・これがジェフリーの書斎!!〜
このルヌガンガリゾートはまさにジェフリーが
様々な設計のアイデアを生み出した源・・
それは広大なトロピカルガーデンを散策すると
垣間見る事が出来ます。
ホテルのスタッフがご案内。
ジェフリーがお昼ごはんを食べるために置かれている
テーブルと椅子。
(天板はコンクリートで出来ています)
何故、天板がコンクリートなのか?
それは自然の葉を置いて型押しした
自然模様を付けるためです(素敵♡)
大きすぎて分かりにくですが、
お昼ごはんのテーブルの先に
蝶の形をした大きな人工池があります。
ジェフリーのお兄さんはランドスケープアーキテクチャー
(簡単に言うと作庭家)
でしたのできっとお兄様のアイデアも
このトロピカルガーデンに沢山盛り込まれていると思います。
こちらはジェフリーのアトリエ。
中に入る事が出来ませんので
外から覗く事しか出来ません。
丘の中腹に斜めに建てられているので
やはりロフト付きの広い空間でした。
人口池からアトリエを望むとこんな感じ!
トロピカルガーデンには
自給自足をしていた名残で
畑や田んぼ、牛や馬まで放牧されていました。
このクムクの木の近くに井戸を作ると
水が浄化されるらしい・・
不思議ですよね。
ジェフリー目線の月見台!真ん中には日時計。
彼はお月見が大好きだったそーです。
あのインフィニーティープールを思いついた
川からの眺め。
ライトハウスの螺旋階段をデザインした画家、
ラキセナナヤキの壁画。
そして小高い丘の木にジェフリーの遺灰が
埋められているとの事。
最期の最期まで自然との融合を大事にされていた
魂を感じます。
彼がホテルを設計したのは70年代〜80年代初頭。
それから40年近く経って
またジェフリーの思想が見直されている時代になって来ました。
*emyの個人鑑定事務所『fenice』のページはこちらから・・*
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