ニッポンの神様雑学*お稲荷さんは祟り神?!☆
〜多くの外国人観光客に人気の京都・伏見稲荷大社〜
昔から
〜お稲荷さんを邪険に扱うと祟られる!〜
と言う逸話があって、
その言葉のインパクトから稲荷系の神社へ
参拝するのは苦手・・
と良く耳にします。
何故、お稲荷さんは祟り神と恐れられて
しまったのでしょうか?
狛犬は伝説の獣神『獅子』が
主流ですが、お稲荷さんは身近な動物の『狐』が
狛犬さんだから??
いや、動物が狛犬・・
例えば、兎や猪、狼、鼠、猿・・etc
珍しい所では鷹など
実在する動物の狛犬さんは全国に点在しています。
(何故かたぬきの狛犬さんは見た事が無い・笑)
それなのに何故か『狐さん』だけ印象が悪すぎる・・。
それに稲荷神社の主祭神は
五穀豊穣の神、
宇迦之御霊大神(うがのみたま)
となり、
お狐さんはその神使い又は、眷属(けんぞく)
です。
もっと言えば性別がハッキリと
記されていませんが、
名前の由来から
宇迦之御霊大神(うがのみたま)は
女神さまとなります。
名前の『宇迦』は穀物・食物の意味で、
『宇迦』は『ウケ』(食物)の古形なので
食の神様・・
例えば伊勢神宮の外宮に鎮座されている
豊受大神と同じく、食神は基本、女神さま!
前回の記事と同じく
日本において女神さまはすご〜い
お力をお持ちなのです・笑。
そして江戸時代まで
宇迦之御霊大神(うがのみたま)の眷属だった
狐さんは他の動物たち以上に霊力が高く、
祟り処か崇高な存在として祀られていました。
その霊力が高いが為にそれが裏目に出ると
『ずる賢い』『イタズラ好き』とちょっとした
きっかけに悪者へと変貌してしまうのです。
しかも、江戸時代に空前の『お稲荷さんブーム』が
到来して
本来、鎮座されいた神社の境内に
こぞって稲荷の社を建てて行きました。
なので今でも
「なんでこんな所に稲荷の社??」
と不自然でとってつけたような稲荷の社が
多くあり、
奉納された多くの朱の鳥居のインパクトと合わせて
印象があまり良くなかったりしますよね。
この写真はコロナ禍で観光客がまばらになった
伏見稲荷大社の千本鳥居です。
こんな光景、滅多とお目にかかれないので
写真に収めておきました。
本来の稲荷大明神こと、宇迦之御霊大神(うがのみたま)は
五穀豊穣、商売繁盛、芸能上達、病気平癒など沢山のご利益、
ご神徳があり、
その願いが叶った、叶うように願う人々が
願い事が『通る』
或いは『通った』御礼に鳥居を奉納しました。
約1万基にも及ぶ伏見稲荷の朱の鳥居は圧巻!
そんな稲荷山へと続く、千本鳥居を更に進んで行くと
知る人ぞ知る、『眼力社』が鎮座されています。
まだ稲荷山の中腹ですが、
ここまで参拝に来られる方が少ないので
何時もひっそりとしたお社。
目の病を治癒する病気平癒の神様でもあり、
『先見の明・眼力が授かる』のご利益から
投資関係、起業家などさりげなく多くの
参拝者に崇敬されています。
伏見稲荷大社はまだまだ見所万歳の
『お稲荷さんワンダーランド』!!
決して祟られる事がありませんので
京都へお越しの際は安心して
参拝に来て頂きたいです・笑。
日本は神様も良い面、悪い面(荒魂)と
二面性を持ち合わせていますので
お稲荷さんに関しても
ご利益が高い分、祟りも凄まじい
印象を持たれてしまいます。
そんな二面性を持つ神々を
味方に付けるのは
お稲荷さんだけでなく、全ての神々に
共通している事だと思いますよ🙏✨✨
*emyの個人鑑定事務所『fenice』のページはこちらから・・*
*emy's instagram emy_koijinnjya chimney studio *
0コメント