Marvelous power Morocco*Vol.7 シンプルフーズ・・☆

〜街の至る所で見かけたパン屋さん〜


『食の相性』と言うものは

放浪の上でとても大事な要素の1つ。


異国の地では知らず知らずと緊張感を持って歩いているので

その原動力になる『食』はしっかりと頂きたいもの。


モロッコの食文化は、海・山の幸に恵まれ、

独特な食文化を持っている。


イスラム圏内だが、レストランではアルコールを頂けるし

メクネス地方のワインや『カサブランカ』ビールも絶品。


宮中料理の発展よりも庶民的なシンプルフーズが多く

スパイスやハーブ類をふんだんに使い身体にとても優しい・・。


今までアフガン〜トルコなどの中東料理を頂いて来たけれど、

豆、野菜中心のレシピは個人的に相性が良い。


モロッコの街や道路には至る所に野生のハーブが生息し、

特にローズマリーを良く見かけた。

思わず手に取って指になすり付け、香りを楽しむ。


ローズマリー・・元気をくれる香りだ。




毎食、スープを頂いたけれど

豆からトマト・卵・おかゆっぽいものまで色んな味を楽しんだ。


共通して言えるのはほとんど味付けは無し。

テーブルに塩・コショウが置かれていて

自分で味を調整する。


それが逆に本来の素材の味を楽しめて良かった。



何よりもモロッコのパン(ホブス)がめちゃくちゃ美味しい!

フランスパンの様な型から丸形、甘いデニッシュ系の物まで

種類が豊富なだけでなく味もサッパリしたものからモチモチしたものまで

個性が炸裂。


行く先々でどんなホブスが食べられるのか

楽しみの1つになった。


こちらはマスのムニエル。

お腹の中に沢山のハーブと岩塩を詰め、炭火で焼いた香ばしい香りが

最高だった。


このレストランはリンゴの産地で有名なミデルト。


アトラス山脈とサハラ砂漠の中間に位置する街だ。

ご当地物のリンゴの炭酸ジュース(シードルでは無い所が残念)と

リンゴのタルトを頂いた。



そしてモロッコと言えば『タジン』。

赤土で作られたタジン鍋は非常にもろく、

炭火で時間をかけじっくりと蒸さなければ

直ぐに割れてしまうらしい。


近年では圧力釜で野菜を蒸し、最後の仕上げにタジン鍋を使う

一般家庭が増えて来ているとか?!


やはりどの国でも手間と時間を省きたくなるもの??


こちらはタジンのイワシのつみれトマト煮と卵を落としたミートボール。

どちらもスパイスとハーブが利いていて美味。



新鮮な野菜も豊富で

特に日本ではあまり食べる事のないビーツを思いっきり頂いた。


モロッコではお米も良く食べるが

日本のような主食ではなくサラダの一種の感覚。

オリーブやビネガーと和えられているものが多かった。



そして何より一番のご馳走は『クスクス』。

小麦粉で出来ている粒状のパスタの上に野菜や肉の煮込みがかけられていて

絶品!!


モロッコでもご馳走料理らしい。

地元のスーパーに行って激安でクスクスを購入。

自宅でどれだけこの味を再現出来るかわからないけれど、

今度チャレンジしてみたい。



乳製品やナッツ類も充実している。

放牧風景を見ているせいか、牛乳もチーズも濃厚でとても美味しかった。



そんな美味しい牛乳で作ったカフェ・オーレ(ムスムス)は

珈琲も美味しいのでやはり絶品!


それにしてもモロッコにはビスビス(ネコちゃん)クスクス、ムスムス・・

など同じ言葉が2回続ける単語が多い。


話しは違うが、京都人の2回言うクセと思わず重ね合わしてしまう・笑。


さむい、さむい、おおきに、おおきに、いたい、いたい・・


何故、京都人は同じ単語を2回ずつ言うのか??

生粋の京都人に聴いても


『そんなん、今まで気づけへんかったわ・・』


と言われてしまった。


話は戻り・・


モロッコが年がら年中『暑い』イメージを持っていたのは

国民的お茶『ミントティー』があるからだ。


ミントティーは良く頂いた。

小さなグラスに大きなミントの葉っぱがびっしりと入り、

角砂糖を入れ甘くして頂くのが好きだった。

さっぱりとした口触り・・。


全体的な印象としてモロッコ料理はあっさりとしている。



〜モロッコ版・ミックスジュース!関西のお味そのもの〜




くだものも豊富!

至る所にオレンジの木があるのでジュースは全て100%生絞り。


ほとんどの木に実が熟しているので

何時でも穫って食べられると思ったが

どうやら木の種類で甘いものと苦いものがあるらしい・・。

どれも同じ樹のオレンジに見えるのだが

ジモピーさんに食べられる木の葉っぱの型を

コッソリ教えてもらった・笑。


中東と言えばざくろ!

日本で100%生絞りのざくろジュースは

高級で安易に手が出せないが、


マラケシュではジュースバーが多数あり、

ざくろ5個分を絞ってもらっても15ディルハム(約180円)。

驚きの安さだ。


その国々で素晴らしい食文化が多く存在するけれど、

やはり中東料理・・個人的にハマってしまう。



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