裸の魂(Naked soul)*Vol.2 現在・過去・未来の霊山・・☆
〜羽黒山五重塔へ続く隋神門〜
今まで何度、出羽三山へ足へ運んだかな・・
と指を折って見ると
東京時代から計6回も足を運んでいた事に驚きました。
出羽三山・・
羽黒山・月山・湯殿山
の三霊山の総称ですが、
それぞれ意味があります。
羽黒山(現在) 人々の現世利益を叶える現在。
月山 (過去) 死者が鎮まる過去。
湯殿山(未来) 命の誕生を表す未来。
日本全国に数多くの霊山を持つ日本の中で
現在・過去・未来の意味を持つ事は
珍しい聖地だと思います。
今まで何度と訪れ、
残す処は月山頂上!
八合目までは行った事があるんですけれどね。
雪深い月山は夏しか登頂出来ないので
中々そのタイミングを掴めていません。
でも何時かは月山に登り、
頂上の月山神社で御来光を拝んで見たいです。
年間通じて行きやすいのが
三神合祭殿の羽黒山に鎮座される出羽三山神社!
個人的にはお湯が湧き出る褐色の巨石を祀っている
湯殿山神社が一番のお気に入り♫
裸足になって参拝をし、ぐつぐつと湧き出る巨石から
下界を望むと気分は龍神です・笑。
もっと言えば湯殿山の主である『蛇』に遭遇すると
超ラッキーかもしれません。
蛇?!!
って驚かれるかもしれませんが、
あの蛇さんは確実に神の化身です。
今回の目的は羽黒山五重塔の特別拝観と
出羽三山神社の羽黒三所大権現秘仏公開でした。
初めて羽黒山五重塔の中に入れるとあって
胸の高まりは抑えられません!
心配していた台風は熱帯低気圧と変化し、
羽黒山に到着する頃に雨は一旦、止みました。
でも山の天気は変わりやすく
五重塔へ向かっている途中にパラパラと降ったり止んだり・・
急な石段を降り、赤い橋を渡っている時、
気分は修験道の山伏。
(思わず法螺貝を吹きたくなる・笑)
ズンズン進んで行くと国指定天然記念物
樹齢1000年の『爺杉』が迎えてくれます。
この爺杉まで来ると五重塔はすぐそこ!
山深い空気と杉の木に囲まれた羽黒山五重塔・・。
何度拝見しても神々しい・・。
しかも今回は中に入れる!!(ドキドキ♡)
平安時代中期に平将門によって創建された国宝。
今年、平成から令和へ、
去年、三神合祭殿再建200年の記念に
約150年ぶりに扉が開かれ、11月30日まで一般公開されています。
受付を済ませ大麻(おおぬさ)でお祓いを受けてから
中に入って行きます。
すると中心に祀られている神様が・・。
その神様はなんと、
大国主命!!
それを目にした途端、
ぶわぁ〜〜っと涙が溢れて来ました。
確かに神仏習合の考えで
大権現=大黒様=大国主命
は同一の神様ではありますが、
まさか、この羽黒山五重塔の中で
1400年鎮座されいたのが大国主命だったんだ!!
と感無量です。
今年の初詣に京都・亀岡市に鎮座される
元出雲こと『出雲大神宮』へ参拝に行っていましたし、
5月は島根県松江市の奇祭、ホーランエンヤ、
そして出雲大社へ行きましたし、
ふと思い返せば『大国主命』が
自分の中のキーワードでしたので
トドメを刺されたような衝撃でした。
そして拝観後、外に出ると
キラキラと光っているような雨が降って来ました。
なんだかくす玉が割れて中から色とりどりの紙吹雪が
舞っているような感覚・・。
それは一瞬で、また隋神門へ向かっている時は
ピタっと止みましたね。
(そー言えば、前日、京都を出発した時、
ものすご〜くぶっとい幅の虹が出ていて
友人たちと狂喜乱舞していました・笑)
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