日神と月神が別れた時・・☆

〜山形県・羽黒山五重塔〜

自然崇拝が基本となるニッポンは

それに伴った神話によって

日神の『陽』、月神の『陰』の聖地を

日本全国に作っています。

この『陰・陽』のバランスを常に重視していて

森羅万象を作りあげる・・

どちらに傾く事無く、

ちょーど良い具合に 置く所がニッポン。

伊勢神宮が『陽』の日神であれば、

山形県・出羽三山（湯殿山・月山・羽黒山）は

『陰』の世界・黄泉の国です。

『陰』とか『黄泉』は何だかくら〜〜いイメージが 付きまとい、

日の当たる場所へ ついつい足が向いてしまうかもしれないけれど、

『陽』の場所ばかり行くのもこれまた問題。

『陰』があるから『陽』があり、

『陽』があるから『陰』がある・・

どちらも欠ける事は無いですよね。

これ『イオン』と言う言葉に置き換えると

もっとピンっとこられるかもしれませんよね。

『プラスイオン』が多い所に居ると心身共に疲れ、

『マイナスイオン』を身体に取入れると

リラックス状態になる・・。

私たちの日常にはこの 『プラス・マイナス』が

混在しているので そのバランスを上手に気付けるのか？

もっと言えば、 自分の状態を素直に見つめていると 今、

プラスが必要なのか？

マイナスが必要なのか？？

が解って来ます。

黄泉の国ワールドが炸裂しているのは 関西だと

和歌山県・熊野三山ですけれど

東北の黄泉の国のスケールは なかなか味わえない

醍醐味があります。

〜羽黒山・出羽三山神社〜

先日、山形県在中のお客様とお話をして

久しぶりに黄泉の国、出羽三山へ無性に行きたくなりました。

これはお客様とお話をする前から『サイン』が来ていて

仕事の合間にふと、出羽三山の事を思い出す事があり、

（そーいえば、此処、3年ばかり出羽三山へ

行っていな〜・・）

なんて思っていた所でした。

まぁ〜・・

京都からかなり遠い聖地なので

簡単に足を運ぶ事が出来ませんけれどね・笑。

そこへ山形のお客様とお話をして、

羽黒山五重塔が150年ぶりにご開帳される旨をお聞きして

はい！出羽三山行くの決定！！

〜本殿から拝殿で手を合わせている私たちに睨みを効かせる鬼！〜

私たちは昼と夜が存在するのが

当たり前だと 思っていますけれど、

きっと古代の農耕民族たちは

『昼に種をまいたら芽が出るのに、 夜にまいたら芽が出ない！！

それってきっと保食神を殺した月読さんを 天照さんが嫌って

昼と夜を分けたからやで・・』

なんて、関西弁では無いと思いますけれど、

そんな会話をしていたんじゃないかな・・

と想像が膨らみます・笑。

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