古都てくてく*1150年目の祇園祭・・☆


7月の京都は一ヶ月に渡り、祇園祭の神事が開催されます。

今年で1150年を迎える祇園祭!!

千年以上も続く雅なお祭りは学生時代から大好きでした。


東京時代の17年間は行く事が出来ませんでしたけれど、

京都に移住して9年目。

もっと言えば関西に戻って14年目になる今では

毎年、欠かさず宵山に足を運んでいます。




まず玄関に祇園祭の祭華『檜扇(ひおうぎ)』をしつらえるのですが、

これを一番に待ち構えているのは・・

カーンです・笑。



間口が大きい花器にいけるので

カーンにとっては最高の水飲み場になるらしく・・汗。


玄関に飾るや否や、早速ゴクゴクとお水を飲みます・笑。

よく見ていないと空っぽになる時があって

華が枯れた事もしばし!!


普通のお水と何が違うんだか全くもってわかりません・笑。

檜扇は『魔除けの花』として祇園祭に欠かせないお花。

名前の由来にもなっている『おうぎ』の形の葉の先には

橙色や黄色の可愛らしい花が咲きます。

そして今年は数年ぶりに前祭(さきまつり)の宵山へ

浴衣を着て出かけました♡



日没前は『屏風祭』と言う各鉾町の町家に飾られている家宝を

観て歩きます。




本来、梅雨の季節に家宝の虫干しが『屏風祭』の由来ですが、

いつ観てもため息が出る程、素晴らしい骨董品・・。

しかも日頃は見る事が出来無い立派な町家の中を拝見出来るので

毎年、楽しみにしています。



そして屏風祭の他では『動く美術館』と呼ばれる

メインの山鉾巡行に飾られる品々も各鉾町に飾られていて

金糸で織られたタペストリーや大きなお飾りの組紐など

これまた見所満載!


1150年と長きに渡り、守り続けられた品々は

どれもこれも国宝級です。




今年は三連休も重なっていたので

日没と共に驚くほど観光客の熱気でごった返します。



人々の声でお囃子の音色もかき消される程!

もみくちゃにされながらも提灯の光を見ているだけで

心の中が踊ります。




毎回、行っていると道順が大体決まっていて、

北から南に下り、最後は珍しい船の形をした『船鉾』を見てしめる・・

と言う感じ。


祇園祭の鉾や船は、単に煌びやかな装飾品で飾られているだけでなく

一つ一つに物語や伝説の意味が込められています。


この船鉾が『船』の形をしているのは

神功皇后『新羅出兵』の説話に基づくもので

先頭は金色の伝説の鳥、



そして艫には黒漆塗螺鈿の飛龍文様の舵が

付いていて必勝の願いが込められています。


船全体に麒麟や鳳凰、龍神などで囲まれているのも神々しい・・。

個人的にはやっぱり『船鉾』が一番好きですね。


今週は『後祭』が始まります。

『後祭』は屋台も出ませんし、『前祭』より地味ですが、

ゆっくりと鉾を見る事が出来るので

落ち着いた雰囲気で祇園祭を楽しむ事が出来ます♡





玄関には毎年、粽を飾っていますけれど、

年々、粽人気も上がってしまい

あっと言う間に売り切れてしまいます・汗。


今年はフクロウのタペストリーが印象的な『放下鉾』の粽をゲット♡


フクロウは『不苦労』の意味もありますから、

今年の後半もそんな感じで乗り切られるように

願っています。


東京出張前に『後祭』も行きま〜す♫




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