八幡さまと比売神(ひめがみ)さま*Vol.2 神仏習合発祥の地☆
〜ひっそりと佇む早朝の宇佐神宮〜
日本人は精神世界に対してもホント、おおらか!
良い意味で自分流に取り入れるのが上手だと思います。
その体質は神様の世界から既に出来ていて、
日本創成の神々はなんとな〜く現れて、
なんとな〜く形となり、
国造り、神造りはたったひと組の夫婦神を地上におろして
『日本』と言う国は出来ました。
其処には少々の愛憎劇のスパイスを加えているけれど、
結局、何もハッキリとしていないのです・笑。
ラジオ番組に出演させて頂いた時、
DJさんから素朴な質問をされました。
『日本に何千社と神社がありますけれど、
神様はどのように配置されているんですか?
例えば、伊勢神宮にアマテラスが鎮座されているのなら
他の神社に祀られているアマテラスは不在ですか?
神様って全国行脚しているんですかね?』
普通の感覚で見るとそう考えちゃいますよね・笑。
神様クローンが沢山いて、
各、都道府県に鎮座されている??笑。
”神迎神事が執り行われる神在月の出雲へ
八百万の神々が稲佐の浜へ集結しますが、
その時、出雲以外の神社には神様がいないんですか??”
とも聞かれた事があります・笑。
基本的に目に見える全てのものが神様ですからね。
『太陽』は日本全国、どこからでも見えます。
っと言う事は
アマテラスは日本全体に鎮座されてます。
それは地・風・水・・・全て同じ発想。
その土地その土地に神話が生まれ、
手を変え品を変え・・ではありませんが、
各神社にはちゃんと神様が存在していると思います。
もう一つ、日本独自の宗教として
『神仏習合』
があります。
『神仏習合』って良く意味がわからないかも
しれませんが、
簡単に説明すると
神道と仏教が合体し、
同じ場所に両方祀られている状態です。
良く、お寺さんに行くと
お堂の横に鳥居があって神社も存在していたり、
日光東照宮みたいに
お寺なんだか神社なんだか良くわからない
聖地も多々ありますよね。
ここも日本人ならでは
『なんとな〜く』要素が入っていると
思うのですが、
明治維新の時、政権を帝(ミカド)へ移す際に
発令された『神仏分離』に伴い
『廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)』は
沢山の歴史的建造物や仏像が破壊されてしまいました。
その運動もいつしか沈静化し、
今でも『神仏習合』の名残りを感じられる
寺社仏閣が残っています。
では『神仏習合』は
いつ、どうして、出来たの?
と思いますよね。
これ、NHKの『歴史秘話ヒストリア』でも
放映されていましたけれど、
この『神仏習合』の発祥は
大分県に鎮座される
『宇佐神宮』となっています。
emyがめっちゃ興味が湧く大分県の理由は
この『神仏習合』なんですよね。
宇佐神宮の主祭神は『八幡さま』です。
そう・・
日本全国に鎮座される『八幡さま』の総本宮が
大分県の『宇佐神宮』になります。
それなのに、本殿の中心には
宗方三女神の別名『比売神』が
祀られているんですよねーーー?!!
此処が、謎だらけで面白い・笑。
そんな感じで
これからもっと八幡さまと比売神さまの
謎に迫って行きたいと思います♫
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