IZANAMI*Vol.4 イザナミと水神・・☆
〜手水舎の立派な龍神さま(丹生川上神社・中社)〜
神生みのイザナミが最後に産み落とした神は
火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ)です。
そしてイザナミは火の神さまを産んだ事により死んでしまい、
黄泉の国へと旅立ちました。
愛する妻神を死に追いやった火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ)に
怒り狂った夫神・イザナギは、
天之尾羽張(アメノオハバリ)と呼ばれる剣で
火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ)を殺してしまいます。
しかし、剣で刺し殺された
火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ)の血からは
更に八柱の神々が生まれた・・と
古事記に記されています。
その八柱の神々の中に
闇淤加美神(くらおかみのかみ)
闇御津羽神(くらみつはのかみ)
が生まれました。
そう・・この二柱の神様は水神です。
水神は『龍神』とも呼ばれますが、
先日、そんな龍神の息吹を感じられる
奈良県・天川村へ毎年足を運んでいます。
奈良県は本当に広くて聖地の宝庫!
特に大峰山の麓にある天川村や
十津川村辺りは素晴らしいパワースポットが
沢山点在します。
天川村へ入る前に必ず立ち寄る吉野郡の『丹生川上神社下社』!
日本最古の水の神社を誇る元祖水神信仰の聖地です。
主祭神は闇淤加美神(くらおかみのかみ)。
拝殿から山の中腹の本殿まで伸びる階段が特徴的で
今年からこれまた世界最古の企業・金剛組が
階段の修復作業をしています。
かれこれ15年以上、この神社へも通っていますが
何時もフレンドリーに話しかけてくれる宮司さんのお話が
めっちゃ勉強になるし面白い・笑。
最初はおじいさん宮司、次はジャージ姿の権禰宜さん、
そして今は吉本新喜劇に出てきそーな
おしゃべり宮司さん!
行く度に神道の事、時事ネタ、神様の事、
色んな話しを聞かせてくださいます。
最初、おかみさんの『おかみ』の語源が
闇淤加美神(くらおかみのかみ)から来ている諸説を
おじいさん宮司から教えてもらいました。
『おかみさん』は『美しい人』と言う意味ですよ・・
とお聞きした時、
闇淤加美神(くらおかみのかみ)は美しい姿の水神さん
なのだろーな・・と想像していました。
此処で汲める御神水の『いのち水』も美しいし、
美味しい・・もっと言えばお力がある!!
だから毎年、汲みに来てしまうんですね。
おかげさまで愛猫カーンの毛もツヤツヤです・笑。
〜ボクちゃん、御神水育ち!笑〜
美しい自然のカタチは美しい女神のカタチ・・
とても流血から生まれたとは思えない
透明感のある水神さまです。
そして天川村の聖地を巡った後、
時間に余裕があれば東吉野郡まで戻って
丹生川上神社・中社も足を運びます。
丹生川上神社は上社・中社・下社と三社鎮座され、
おじいちゃん宮司さんからは下社が元々の
本宮である事をお聞きしていました。
上社は元宮がダムの建設により水没されてしまい
新しいお社が高台に再建されていますが、
ある諸説によると
高野山近くの『蟻通神社』が
丹生川上神社の上社である!!
高野山へ行く時、何時も
『蟻通神社』の前を通り過ぎるので
既に闇淤加美神(くらおかみのかみ)に呼ばれていたのか??
と思ってしまいます・笑。
中社は天川村から約1時間と時間がかかってしまうのですが
初めて中社へ訪れた時、
前に流れる『高見川』の美しさが忘れられませんでした。
此処、丹生川上神社中社には同じく水神・・
こちらは罔象女神(みづはのめのかみ)のお名前で
祀られています。
面白いのが西側にイザナミが祀られている所です。
西はやはり黄泉の国・・
その意味を含むかどうかは勝手な推測となりますが、
東側には天照大神(アマテラス)が鎮座されます。
下社と同じく、中社も『丹生の真名井』と呼ばれる
御神水の井戸があります。
この御神水はこんこんと湧き出る井戸水なので
大きな柄杓で汲みあげます(めっちゃワイルド・笑)
これがまた、まろやかで美味しい!!
(写真は2年前に友人が撮影してくれました)
そして中社の前の高見川を少し歩いていくと
隠れパワースポット
『東(ひんがし)の滝』があります。
滝の前は遊歩道になっていて
勢い良く滝壺に落ちる姿はまさしく龍!!
あまりにも清々しく、気持ちが良すぎて
なかなか滝から離れられません。
いつか高見川で川遊びがしたい・笑。
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