写真は『心』の特効薬!・・☆
お恥ずかしながらこの写真、幼少のemyと父親です・笑。
ありがたい事にemyは両親とも健在ですが、
歳を重ね、身体のあちらこちらに問題が出て来てしまい、
手術やら入院やら・・
京都からお手伝いをしに行く事も増えました。
二人ともあんなに元気だったのに・・。
いきなり老いて行く様子が子供の目から見ても
如実に解り、ちょっと心が痛くなる時があります。
身体の不調はともかく、
生きる事に対して以前より弱音を吐く事が増えてしまい
それがemy自身、一番の気がかりでした。
やはり
『病は気から・・』
の通り、
普通の生活に戻れても
弱気な発言が多くなってしまうと
折角の『元気』が半減してしまいます。
『何だかな〜・・この部分が
もうちょっと減ってくれれば・・』
と思い、少しでも元気になる方法を
色々考えました。
思いっきり手料理をふるまって
食べさせてあげる!
これもなかなか有効です。
でも食べながら
『今は昔ほど食べられないから・・』
とまた歳を感じさせる発言が出て来る。
むむむ・・
そんなある日、
本棚の奥にしまっていたアルバムを
引っ張り出し、昔の懐かしい写真を見ていました。
其処に写っている両親はとーぜん若く、
ハツラツとした表情・・。
そしてそんな写真をパラパラめくりながら
ひらめきました。
『そうだ!今度の父親の誕生日プレゼント、
フォトブック にしよう!!』
emyは今まで友人たちとの思い出に
フォトブックを制作し、渡していました。
自分で簡単に編集して作れるフォトブック・・。
両親もきっと若かりし頃の自分を見つめてもらうと
懐かしさも含め、ちょっとは刺激になるかな??
っと思いました。
阪神淡路大震災で思い出の品は全て失ってしまいましたが、
アルバムだけは実家を出てからずっと手元に置いていたので
損失しませんでした。
こんな形で活用する日が来るなんて・・笑。
写真を選びながら自分自身も懐かしさで
ついつい見入ってしまいました。
赤ちゃんの時は白黒!(時代を感じる・笑)
頭のうずが2つあったのでトサカのような形で
髪がはえて来ています。
既に妖怪アンテナ???笑。
写真を見るとその頃の流行(はやり)も解る!
母はミニスカ!emyはスマイリー君のT-シャツにスカーフ巻いて・笑
車も昭和の香り漂う日産・ブルーバード。
父親の為と思いつつ、自分まで盛り上がってしまいます・汗。
赤ちゃんから学生時代まで・・
写真は色あせていても昨日の事のように思い出され
あの時、あの場所で、あんな事があったな・・
自然と笑みがこぼれます。
そして、去年の9月、父親の誕生日にフォト・ブックを渡すと
想像以上に大喜び!
『なんや!こんな写真あったんか??
懐かし〜な〜・・若いな〜・・』
そんな事を言いながら目をキラキラさせ
1ページずつ、ゆっくりと写真を見ていました。
そうなんです!
若かりし頃の父親の感覚に戻って欲しかったんです!
肉体は老いていても感覚だけは・・
それから父親は少しずつ元気を取り戻してくれたように
見えます。
父親の次に今度は母親の為に・・
11月の母親の誕生日にフォトブックを
プレゼントしました。
やはり父親と同じく大喜び!
それから半年、
前のように弱音を吐く事はぐっと減りました。
写真の力・・凄いです・笑。
昔、コマーシャルの仕事からスチールの世界へ
転身したのもこの理由でした。
1コマ24秒の世界よりもたった1枚で
感動や驚きを与えてくれる写真は、
摩訶不思議な魅力とエネルギーを兼ね備えています。
写真は心の特効薬!
何も言葉はいりません。
ただ、1枚の写真を見ているだけで
心の中に響いて行くのです。
今回、両親に作ったフォトブックを通して
改めて自分のライフワークである『写真』の意味を
教えてくれた感じです。
*emyの個人鑑定事務所『fenice』のページはこちらから・・*
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