Marvelous power Morocco*Vol.2 ニッポンの力・・☆
〜カサブランカのネコ〜
関空からモロッコへ向かう航空会社はエミレーツしか
残されていないらしい。
なのでドバイを経由して約20時間もかかってしまう。
しかし、エミレーツは個人的にお気に入りなので
20時間の長旅も退屈はしない。
何故なら格シートに設置されているモニターの
エンターテイメント内容が充実しているからだ。
前々から目を付けていた映画は全て、このロングトリップの間に
見てしまおうと考えていた。
時差ボケ対策も入れて、機内で思いっきり映画を見るのが
一番性に合っている。
今回もここぞ・・っとばかりに映画を見続けた。
今回チェックした映画の一部はこんな感じ・・
やっと話題の『君の名は』や『シン・ゴジラ』が見られて
嬉しかった。
それよりも驚いたのは今回チェックした映画のほとんどが
『神道』『禅』『大和魂』
の要素が入っていた事だった。
近年、ハリウッドでも『バッドマン』シリーズから
やたら仏教や禅の世界感が影響していたり、
ヒーローのダークなメンタル部分を浮き彫りにしていたりと
『精神世界』の表現の多さが目立って来ている。
今回チェックした『ドクター・ストレンジ』は完璧に
『念』と『瞑想』の世界が取入れられていた。
確かに『meditation(瞑想)』は世界的に流行となっているけれど、
ハリウッド映画は『今の時代や状態』を知るのに
とても解りやすい教科書だ。
反戦思想が高まっている時はベトナム戦争関連の映画が
次々と発表され、
少し経済が傾いて勢いが無くなって来た頃には
『フォレストガンプ』のような強い愛国心を扇ぐ映画
が発表さていく。
もっと昔、60年代、70年代を代表する
『アメリカン・ニュー・シネマ』の時代は
ドラッグ・ヒッピー・政治汚職など
様々な裏社会が描かれた衝撃の作品が多かった。
そして近年『ラストサムライ』以降は、
日本の精神世界をフューチャリングしている作品が
増えて来てそれと同時に日本の文化も世界に注目されて
行った。
日本の映画でも
『君の名は』は完璧に神道の世界。
『シン・ゴジラ』は今の日本の現状と課題など
単に娯楽としての怪獣映画ではなく、
『ゴジラ』と言うフィルターを通して、日本とアメリカの関係や
立ち位置が解りやすく説明されていた。
今後『君の名は』は世界中で上映される事が決まっているようだが、
宮崎駿のようにきっと世界の人々は
この『神道』のファンタジーを感じとるに違いない。
世界情勢が不安定な今の世界は
ニッポンの文化や思想を自然と求めているのかもしれない。
自然の恩恵と驚異の中で共存して生きて来た
日本人の文明と知恵は、
『生きる』事に対して非常に深い。
でも、自国の素晴らしさは灯台元暗しで
なかなか日頃感じる事が出来ない。
こうやって海外に出て、客観的に見る事が出来て
気付かされる事が多いのだ。
今だからこそ強く思う・・
日本人に生まれて良かったし
日本人としての誇りを持ちたい・・。
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