アニミズム探検隊!*Vol.2 御霊(みたま)は移動する・・☆


〜白山比咩神社の注連縄(石川県)〜



全国の神社を参拝しているうちに

『お気に入り』の神社が多数出て来た。


何が『お気に入り』のカテゴリーに入るかと言うと、


〜ここは神様の御霊を感じる!〜


と思える目に見えないけれど

素晴らしいエネルギーに満ち、

一切の邪気を感じないスッキリとした空間だ。


基本的に心地よく感じる神社は

鎮守の森、山、湖、清流、木々、海など

自然のエネルギーと一体となった素晴らしい場所。

そんな神社は何度足を運んでも一切の『ブレ』を感じない。


しかし、自然とは無縁の都会でも

まるでスポットライトがあたっているかのように

神々の息吹を感じる聖地も存在している。


『何故、こんな所にこんな素晴らしい場所が・・』


と思う事もしばし。


その一方で、

神様の息吹を感じていた聖地がいきなり


『神様不在』


になってしまう事もある。


あれ??もしもーーし!

神様は何処(いずこ)へ???


そんな時はそそくさと参拝を終わらせて

戻って来る・笑。


その情景を言葉で説明するのは難しいけれど、

社殿がただの箱になっている感じ・・。


からっぽでまさに『無』なのだ。


あら、残念。

もう、戻って来ない??


と心配になり、しばらくしてから行ってみると

戻ってらっしゃる時もある・笑。


面白い・・。


御霊は移動するのだ。


旧暦の10月10日は出雲・稲佐の浜で

八百万の神々が縁結び会議のため大集合するので


出雲以外の神々が不在になる・・

と言われている。


確かに『神迎神事』の厳(おごそ)かさは、


八百万の神々降臨の雰囲気そのものだ。


しかし、そんな『神無月(10月)』に

出雲以外の神社へ参拝に行った事は多々あるけれど、

しっかりと神様はいらっしゃった。

いる・いない・・は神在月の出雲とは関係が無い。


そしてこんな面白い事もあった。


2年前、初めて最上稲荷へ行った時の事である。

『お狐様=稲荷』が苦手な方は大勢いらっしゃると思うが、


ちゃんとした(?)白いお狐様がいらっしゃる神社は

全くもののけ感が無い。

それどころか神々しい神使いは

もの凄いポジティブエネルギーを発している。


そして、最上稲荷には霊格の高い

白い『九尾狐』がいらっしゃった。


先人たちが描くようにしっぽが9つに分かれている

『九尾狐』を見た(感じた?)のは、


佐賀県・祐徳稲荷神社と岡山県・最上稲荷だけだった。


最上稲荷は神仏習合の聖地なので

手前にはお寺があり、奥に神社がひっそりと佇んでいる。


拝殿で手を合わせていると、

やたら左側の山が気になった。


ふと気になる方へ目をやると

白いお狐様がさっと姿を表して

こっちをじっと見ていた。


(凄い〜〜〜・・)


と感激して見惚れていると


そのお狐様は


(明日から人が大勢やって来るのはかなわん)


と言って、そそくさ山の奥へとお隠れになってしまった。


神社の前に立てかけている看板を見ると

確かに翌日、何かイベント事があるようだった。


(そっか・・神様って静かな所が好きなのかな?笑)


と思わずほくそ笑んでしまったけれど、

中には祭り好きの神様もいらっしゃるので

決めつける事は出来ない。


また、妄想日記が始ったのかと思っていたら

その時一緒に参拝をしていた

友人親子のサイキック娘ちゃんが、


『白いお狐さんが山の中へはいっちゃった!』


と同じ事を言って驚いた。

こんな事を無邪気に話せる子供は

羨ましく思う時がある。


子供の目は素直に神々の姿をとらえているのだろう・・


神社は時としてこんな不思議な体験を

させてもらうので

余計にハマってしまったのかもしれない・・。


私にとって神社は

神様の御霊を分けて頂き(分霊(わけみたま))

邪気を祓い、

妖怪アンテナをピンピンしてくれる必要な場所なのだ。



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