稲荷神の玉鍵(たまかぎ)・・☆


〜静寂の中の伏見稲荷大社・千本鳥居〜



基本的にひきこもり生活を続けていますが、

適度な運動を取り入れようと

人の少ない自然の中へ身を委ねに行きます。


数ヶ月前まで沢山の外国人観光客で賑わっていた

『伏見稲荷大社』

トーゼンですが、参拝者はまばらで

この機に数回に分けて稲荷山へ登ろうと思っています。


伏見稲荷の御神体でもある『稲荷山』

霊山として平安時代から


〜都を守護する神の山〜


と言われて来ました。


しかし、ここ数年、あまりにも

観光客、参拝者が増えてしまい

山の神さま『白の九尾狐』は

稲荷山の奥地へお籠りになってしまい・・

(emyの妄想です・笑)


〜インターネットの画像からの抜粋『九尾(きゅうび)狐』〜



岡山県の『最上稲荷神社』

白い九尾狐さんを見かけた時、


〜明日は大勢の人間が来るから山へ逃げる!〜


と退散されてしまいました。


(何の意味だろう??)


と思いながら神社へ出ると

お祭りの立て看板を発見し、

その時から


(九尾狐さんは人嫌い??)


なんて思っています・笑。


お稲荷さんは元々、

古事記や日本書紀にも登場される


宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)。


『宇迦』は穀物・食物の意味で

『宇迦』は稲霊の『ウケ』の古語となるので

直訳すると


〜稲に宿る神様の魂〜


と言う感じでしょうか?


その宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)が鎮座される

神社は『稲荷』と命名されているので

どうしても


〜お狐さま〜


のイメージが強いですよね。


そして『狐』は動物なので

祟られるとこわ〜い!!

なんてイメージを

持っていらっしゃる方々も多いと思います。


でも、実際に『お狐さま』は

恐怖の神使いではありません。


日本の神様は表裏一体。


狐だから・・犬だから・・


ではなく、

日本の神様は荒神さまに変身してしまうと

あの太陽神・アマテラスさえも

こわ〜い女神さまに変わってしまいますよね・汗。


何故、『稲荷神』

お狐さまが一緒になったかと言うと

ある諸説では


五穀豊穣の神に誓える『家来』のような

存在で、

たまたま春になると現れる動物が『狐』だった為、


『稲荷神の神使い!』


と具現化された様です。


っと言う事は

もし他の動物が種まきの時期に現れると

お狐さまではなくなっているのかも??!!笑。



そんな宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)の総本宮、


『伏見稲荷大社』の狛犬さんはお狐さまで


それぞれ


『玉』『鍵』『稲穂』『巻物』


をくわえていらっしゃいます。


emyはその中でも最初に出迎えてくれる


『鍵』をくわえているこのお狐さまが

好きですね。


この鍵の意味は


お迎えに鎮座される稲荷神の『玉』をくわえた

お狐さまの『御霊』を授かる事が出来ますように・・


と願っている意味だそーです。


(現代風に言うとハート泥棒?!!笑)


この最初に出迎えてくれる『玉鍵』のお狐さまは


『天と地』『陰と陽』


の万物創世の理も表しているとか?!


稲穂を貯蔵する蔵の鍵説もありますけれど、


日本の神社の面白い所は

この様なビジュアル感で

森羅万象を表している所ですよね。


ほんと、古代の人々の発想力、

デザイン力の高さに

思わずひれ伏してしまいます・笑。



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