ポートレートの巨匠・・☆
〜KYOTOGRAPHIE アルバート・ワトソン展〜
今年のG.Wは
『平成』から『令和』へと変わった
節目でもあり、10連休と言うなが〜い
国民の休日となりました。
皆さまはどのようにお過ごしでしたでしょうか?
emyは例年と変わらず、前半は東京出張、
後半はゆっくりと日頃の疲れを取るべく
静かに過ごさせて頂きました。
そんな中、毎年G.Wを挟んで開催される
『京都国際写真祭(KYOTOGRAPHIE)』
今年も京都市内を中心に
様々な展覧会が開催されています。
毎年、目玉として海外の著名写真家の展覧会が
開催されるのでワクワク感が半端ありません!!笑。
長年、写真にも携わって来た者としては
アナログの力を再確認する重要な展覧会でもあります。
そして東京で打ち合わせが終わった後、
大勢の人々で賑わう東京駅から新幹線に飛び乗り、
直行したのが
京都文化博物館の別館で開催されている
『アルバート・ワトソン』の展覧会でした。
日本ではあまり聞きなれない写真家だと思いますが、
彼が撮影したしたポートレートは
誰でも一度は目にされていると思います。
例えば、
AppleのCEOで2011年にこの世を去った
『スティーブ・・ジョブズ』
このポートレート写真は他の写真よりも
一番、多く使用されていたと思いますし、
スティーブ・・ジョブズの人柄を浮き彫りにしている
素晴らしいポートレートだと思います。
今回の展示は世界の著名人のポートレートを中心に
彼の生まれ故郷である、スコットランドの幻想的な風景写真、
『ヴォーグ』『GQ』などファッションフォトなど、
多種に渡り、アルバートワトソンの幅広い活躍を
拝見する事が出来ました。
特にモノクロ写真においては
長年、勉強していた事もあり
その頃の厚い思いが蘇って来ます。
グレートーンだけで表現する世界は
カラーよりも難しい所があり、
ライティングにしかり、
プリントもそれ専門のプリンターが存在する程です。
正直、モノクロ写真やプリントをちゃんと出来ていないと
写真家としては失格。
emy自身も、撮る修行よりも
モノクロプリント修行の時代が長くなりました。
そしてファッション写真とポートレート写真は
切っても切れない関係で、
昔の巨匠たちは、
ファッションを通しても
その先にある文化や人間性、美とデカダンスを
沢山、世に送り出してきました。
〜イギリスで撮影したemyのファッションphoto(モノクロは自分で現像・プリント)〜
emy自身も最初はファッション写真からのスタートでした。
イギリスから日本に戻った後も
数回に渡り、ロンドンに滞在して
現地のモデルちゃんのファッション写真や
ポートレート写真を撮り続けていました。
いつしか、被写体がモデルから『錦鯉』へと移りましたけれどね・笑。
ファッション写真家でもあり、
ポートレート写真の巨匠は沢山いて、
ヘルムートニュートン、リチャードアベドン、
ハーブリッツ、ブルースウェーバー、
ロバートメープルソープ、シーラメッツナー、
ジャンポールグード、モンディーノ・・etc
などなど、名前をあげたらきりがありませんが、
現代ではデジタルカメラが主流となり、
表現の幅もある意味グッと増えています。
しかし、そんな中でも
普遍的に凄いエネルギーが散りばめられるのは
アナログのフィルムで撮影したもの・・☆
レンズを通して写真家と被写体の魂が一体となる
アナログの力!
それはプリントされたポートレート写真を見ると
一目瞭然です。
今回、アルバートワトソンのポートレートを見ていて
そんなアナログの力をグッと目に焼き付けました。
emy自身、文化人、著名人、企業家など
老若男女問わずポートレート撮影の依頼を受けますけれど、
デジタルカメラを使いながらも
アナログ時代の感覚を忘れず、
カメラ本体に一期入魂して撮影するスタイルは
ずっとこれからも続けて行きたいと思っています♡
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