視覚的お経・・☆

〜當麻曼荼羅の図(中之坊霊宝館収蔵)〜


先日、今季話題となっている展覧会

奈良国立博物館の

『空海展』に行って来ました。


この展覧会自体に興味がありましたけれど、

何より

『弘法大師命』の父親に空海ワールドを

見せてあげたかった・・。

emy父は大学生の時、

プロテスタントの洗礼を受け

牧師さんのアルバイトをしたり

クリスマスには讃美歌を歌い

全く持ってクリスチャン系列でした

けれど40歳くらいから


「日本は仏教や!!」

いきなり仏教系に興味を持ち、

その中でも空海にインスパイアされ過ぎて

先祖のお墓を高野山へ

移してしまった程・・笑。


(この信仰に対してのおおらかさは

日本人独特かも?!)


四国お遠路も歩きでコンプリート、

その後も逆打ち、一国打ちと

お遍路マイスターとなり

般若心経も完コピで唱えられます。


何故、そこまで『空海』が

好きなのか・・

何かにつけ『空海』の偉大さを

父の口から聞いていると

自ずと空海が広げた

真言密教にも興味が湧いてきます。


平日にも関わらず展覧会には

多くの方々でごった返していて

老若男女問わず、僧侶、教授、研究家・・etc

見るからに空海の世界観に精通しているような

方々が多く訪れていて

曼荼羅ワールドに引き込まれていました。

『曼荼羅(マンダラ)』はサンスクリプト語で

『円』を表し、

大日如来を中心とした曼荼羅は

まさに視覚的お経。

真言密教はお釈迦さまの教えに

基づく仏教の一つですが、

emy自身、真言密教と神道が

近いな〜っと感じている事があります。


それは『即身成仏(そくしんじょうぶつ)』

森羅万象、全てのものは大日如来が姿を変えたもの。

人も仏も本質的には同じであり、

本来もっている仏性に目覚めれば、

生きながらにして仏の境地に至ることができる

という意味です。

だから生まれた時から既に

大日如来スタートで

その後の生き様や思想で良くも悪くもなると

言うその人そのものの生き様が大事となります。

そしてその真髄を視覚的に表現しているが曼荼羅。

神道では三種の神器に『八咫鏡』がありますが、

神社の本殿の神様が降臨されるポイント、

鎮座されるポイントに八咫鏡が置いてあります。

時のその鏡は拝殿で手を合わせている

私たちを映し出しますが、

emyはその鏡に映る自分自身が

神であり、即身成仏と同じ思想だと

思っているのです。

だから拝殿に手を合わせ、

祝詞や思いを神に唱えている言葉は

全て自分に対しての誓いとなりますよね。

〜文殊菩薩坐像〜


そして空海のお誕生日は

774年7月27日。

これだけ『7』が重なっている事にも

驚きですが、

この誕生日を全てたすと

『7』!!


運命数『7』は

研究者に多く

専門分野を極める

プロフェッショナルが多い

数字です。

宗教だでなく、

達筆で土木の知識も持ち、

中国人も舌を巻くほど

語学も卓越していた空海。


ルネッサンスで言えば

レオナルド・ダ・ビンチ??


そんな天才の軌跡を見事に

まとめられていた

素晴らしい展覧会でした。


壁に掲げられた多くの曼荼羅は

眺めているだけで

心の中に宇宙のような

広がりを感じ、

物事を俯瞰(ふかん)で見る、

考えるエネルギーを頂けた感じ・・。


現在も高野山の奥之院で

生き続けています。


そして空海の言葉。

56億7000万年後、

私は必ず弥勒菩薩とともに下生する。


壮大過ぎてぶっ飛んじゃう!!!笑。


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