ニッポン式開運法*ニッポンの『祈り』☆

〜ナマズの姿をした『願人坊主』〜


私たち、日本人は古代から神社仏閣へ

『参拝』に行く事が日常的にありました。

『日本人は信仰を持たない人種』と世界から見ると

その様に感じられている様ですが、

『神さま』=『自然』

のアニミズムですので

信仰を超えた崇敬や手を合わす事、

自然に対しての畏敬の念が

日本式信仰の形だと思います。


江戸時代には『願人坊主』と呼ばれた

大道芸人たちが多く存在していました。

よーするに、参拝や祈願・修行を望むお客様の

代わりに願掛けや修行をしてくれる芸人たちです。


この『願人坊主』と似ているのが

お伊勢参りの『おかげ犬』

犬が代参していた香川県の『金毘羅参り』

(猫は絶対に無理だと思う・笑)

など、旅行が自由に出来なかった時代には

『参拝』は一生に一度をかけた

大イベントだったのです。


後、現在の和歌山県・高野山の地を

開山した弘法大師も

その聖地を探している時、

一人のお爺さん(狩場明神)と

黒・白の2匹の犬が

道案内をしてくれたと言う伝説があります。


〜歌川広重『伊勢神宮・宮川の渡し』で描かれているおかげ犬〜


それにしても、犬たちに代行をしてもらい

無事、その犬たちは主人の元へと

帰れていたの??

と不思議ですが、

これまたちゃんと帰ってこれていたようで

しかも旅人から旅人へと連れられ、

街道筋の人々に世話をされ、

目的地にたどり着いていました。


そんな参拝代行の印を付けた

犬たちを周りの人々が見かけた時、

その参拝は飼い主本人の心願成就だけでなく

その助けをする事も御利益があると

考えてられていたのでしょうね。

まさに『幸運のお裾分け』!

まさに『日本ならでは』!

の独特な文化だと思います。


自然崇拝の日本人は古代から

『祈り』を大事にして来ました。

何故、『祈り』を大事にして来たのか?


それは自然の法則に従わなければ

生きて行く事が出来なかったので、

目に見えない全ての物に意識を傾け

共存していく為だったと思います。


古代からの思想で普遍的に変わらない事・・

それは『祈る』と言う事です。

 

『祈り』は宗教・思想により

唱え方や内容が変わっていますけれど

根本的な部分では


『祈り=念』


と言う所に境界線はありません。

そして誰もが出来る事です。

幸せになる為に人は色んな情報を取り入れ、

模索しますよね。

時にどの方法が自分に合っているのか?

有効なのか?

解らなくなり彷徨ってしまう事も

多々あります。


そんな中で


『祈る事』


は何よりも自分を奮い立たせる為に

有効な手段となります。


そう・・

『祈り=念』

心願成就の意味だけでなく、

自分自身への誓いと努力でもあるのです🌈✨✨



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