古都てくてく*2018年 節分祭・・☆


〜神事の始まりを待つ城南宮の弓矢と福豆〜



1年を通じて祭事が盛り沢山の京都。

2月3日の節分も前夜祭を含めて、

あちらこちらの神社仏閣で『節分祭』が執り行われます。


京都の『節分祭』は初詣のように

節目を大事にする古都ならではの風情があり、

毎年、とても楽しみにしている神事の一つ♬


「今年は何処を巡ろうか・・」


と考えながら

その時に降りてくる直感と思いのまま

神社仏閣へ足を運んでいます。

今回は

写真のお仕事でオーストラリア出張が

入っているので

旅の安全と成功を願って

京都の南方を守護する八方除災の社、

『城南宮』へ向かいました。


オーストラリアは丁度、日本の南にあるので

ピッタリかと・・笑。


大体、10時から始まる節分祭ですが、

城南宮の神事は朝、9時です。




朝日に光る城南宮・・

こちらのご神紋は『太陽・月・星』の三光の神紋で

何とも宇宙的。


ご主祭の神様も

『国常立尊(くにのとこたちのみこと)』

『八千矛神(やちほこのかみ)』


そして神功皇后と

なかなか素晴らしいラインナップです。

ちなみに

『八千矛神(やちほこのかみ)』は

出雲大社・大国主命の別名。


ほんと、大国主命ってめちゃくちゃ名前が

多いんですよね・笑。


訳がわからない名前だと思ったら

とりあえず、大国主命かも??って

思っても良いくらいです・笑。


『国常立尊(くにのとこたちのみこと)』は

神様の神様・・根源神ですから

ものすご〜〜いエネルギーを持っている神様!


海外へ飛び立つ時はそんな宇宙的な

神様にお願いするのは何とも心強いです。



張りきって8時過ぎに城南宮へ到着してしまい

神事まで時間がたっぷりあったので

ゆっくり参拝させて頂きました。


神楽殿の前には『福豆』が山のように積まれいました。


ところで、

節分に何故、豆まきをするのかご存知ですか?


諸説によると


〜魔(ま)を滅(め)する〜


から来ているそーで、

やはり神事の基本は『邪気祓い』!


年の数を食べないと行けないのは

年齢の数だけ邪気があるの??


って感じです・笑。


しばらくすると3名の宮司さんたちが本殿で

祝詞をあげ、

そのあといよいよ神事が始まります。



おごそかな雰囲気の中、

まず始めは八方除災のお社らしく、

表鬼門(東北)と裏鬼門(南西)に

矢を放つ『弓矢の儀』が執り行われました。



笹の弓は綺麗にしなり、

ポーーーんっと綺麗に矢は空に向かって飛んでいきました。

何とも風光明媚な神事・・



『弓矢の儀』が終わると次はいよいよ『豆打ちの儀』が

始まります。



白い大きなお皿に入った豆にちゃんと祝詞をあげて

家内安全・厄除けを謳いながら

左右に豆がまかれました。



そして次に向かったのは

聖護院に鎮座される『須賀神社』の節分祭!


交通安全などで有名な須賀神社は日頃、

ひっそりとしていますけれど、

節分祭の時は一編して大賑わい!


その理由の一つとして

『懸想文(けそうぶみ)』が売られるからです。



烏帽子(えぼし)・水干(すいかん)のいで立ちの

この怪しげな覆面男性・・


そしてこの男性が手に持っているのが

『『懸想文(けそうぶみ)』です!


元々『懸想文(けそうぶみ)』は恋文で

江戸時代、身分や権利を剥奪された

貴族たちが生活をしていくため

字が書けない人の代わりに

恋文を代筆するアルバイトをしていた事から

始まります。


やはりそんな風俗的なアルバイトは

堂々と出来ないので身文を隠すために

覆面をしていたとか・・。

この須賀神社の『懸想文売り』は

その貴族の風貌で売り歩いています。


『懸想文』は単に恋文として売られているのではなく、

良縁&商売繁昌を叶える『符札』として

大勢の方々が縁起物としてゲット!


ちなみに主祭神はスサノオと稲田姫の夫婦神。

漢字は異なりますが、出雲の『須我神社』を

思い出しますね♫


本当は1日、じっくり周りたかったのですが、

午後から私用のため、節分祭はここで終了!


来年はまた松尾大社の石見神楽が見たいですね〜〜♡



夜はしっかり節分仕様・縁起物ごはん!

鰯、蛤、恵方巻き・・

そして京都らしく出汁巻&菜の花の白和え・・


立春を迎えたましたけれど

まだまだ寒さの厳しさは続きそう・汗。


南半球は夏真っ盛り!!

この寒さからは全く想像出来ません・笑。



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