うまし うるわし奈良 *和菓子の神髄・・☆



先日、奈良の神社参拝や美術鑑賞へ出かけました♪


その時、春日大社へ伝統和菓子を納品されている

老舗店『樫舎(かしや)』さんへ。


事前にカウンター席の予約を取り、

色んな話をお聞きしながら

目の前で4品、和菓子を作って食べさせて頂きます。


何とも贅沢な時間・・。


落雁に始り、着せ綿、くずやき、鯛もなかを

これまた美味しいお茶や珈琲と共に・・。


京都に住んでから

『和菓子』を通して色々学ばせて頂いていますけれど、

今回はそれにプラスして


『和菓子の神髄』に触れられたような感じです♡




9月は中国から伝わった『重陽の節句』がありますよね。

その『重陽の節句』に頂くのがこの『着せ綿』です。


日本の重陽の節句は『菊(九九)の節句』ですから

この着せ綿は菊の形をしています。


出来立ての着せ綿はふわっとしていて

口の中で溶けて行く感覚・・。


拘りの道具で手際良く作り上げる職人の技を感じます。



個人的に一番、感激したのが、この『くずやき』!!


葛&白双糖(しろざらとう)で練り上げた後、

葛粉をまぶした銅板でゆっくりじっくり焼いた逸品。


シンプルだけどモチモチプルプル食感がたまりません!


そう・・


和菓子の材料って


穀類・豆類・葛粉・砂糖


と一切、油脂や香辛料・乳製品は無いけれど、

日本茶の独特な『苦み』にちゃんと合う様に

出来ているんですよね。


しかーーし、

このくずやきは、無糖ブラックの珈琲で

頂きましたけれど・笑。


あくまでもお茶の香りが主役で

それを引き立てる和菓子は名脇役??


でも細部まで『おもてなし』が行き届いている

日本人ってすごーーーい!!




和菓子のお味も去る事ながら、

器一つ一つも非常に拘りがありました。


朱塗りの器が和菓子をよりあでやかに演出!




この面白い形をした茶器は

『馬上杯』と言って

馬に乗ったままお茶を飲む事が出来ます。


きっと茶道を習われている方だったら

良くお解りでしょうね・笑。


店主さんがご自分の身の上話から、

和菓子雑学に至るまで


面白い話を沢山聞けた1時間でした。


あんなにお茶と御菓子を頂いたのに

お腹の中は全くもたれませんでしたね!


この和菓子コース、

季節事に内容が変わるそーなので

また、是非リピートしたいと思います♪



『うまし うるわし奈良』


はJR東海のコピーですが、

まさに

うまし うるわし・・


でした♪



*emyの個人鑑定事務所『fenice』のページはこちらから・・*










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