アニミズム探検隊!*Vol.7 千古の鎮守の森・・☆



〜熊野国総鎮守・大馬神社〜



先日、天川村〜和歌山県・熊野〜三重県熊野へと

『黄泉の国』巡りをして来た。


日本の神話で『黄泉(よみ)』とは『死後の世界』を意味するが、

『泉』の漢字が使われている事から

『地下の泉』と言う意味もある。


実際に『熊野』の地名が付く場所は

『黄泉の国』のイメージがあり、

また素晴らしい『霊泉』がある聖地も多い。


実際、和歌山県にも熊野三山に代表される

『熊野那智大社』には霊験あらたかな滝もあるが

三重県にも『熊野』の地名があり、

其処には黄泉の国の女神・イザナミゆかりの神社が

点在している。


そして最初に訪れた天川村にも

日本最古の水の神社

『丹生川上(にうかわかみ)神社』や

大峰山の麓、天川村で

素晴らしい御神水を汲む事が出来る。


そして、井戸川上流には『大馬神社』が鎮座される。




霊泉の聖地へ向かうのは何時も

険しい道を超えなばいけない。


千古の森は、そう簡単には人間を受け入れてくれないのだ。

そんな険しい道を無事通過し、神社の入り口へ到着出来た時、

鎮守の神々のお許しを頂いたような気持ちになる。


2011年の台風により大馬神社への道は

土砂災害の為、完全に封鎖されてしまった。


あれから6年・・


やっと大馬神社に鎮座する天照大神は

千古の鎮守の森へ踏み入れる事を許してくれた。


そう・・


此処は山深い社なのに主祭神は

天照大神(アマテラス)なのだ。





参道へ入るとまず、禊場がある。

本殿の裏から流れる神聖な滝から勢い良く流れている清水は、

禊場で一旦、塞き止められているが、

自然の姿のままなワイルドな禊場は

入るのに苦労する。


全身浸かりたい所だが、

足だけ浸けるだけでもかなり清められる。

そしてあまりの冷たさに足元から頭の先まで

ピンっと一本の筋を通されるような感じだ。




禊場の先にご神水が汲める手水舎が・・。




舟形の大きな岩に設置されている手水舎も

ワイルド感満載で素晴らしい・・。


此処は台風の被害に遭ってなくて良かった。




川の岩でかなり濾過されているのだろうか?!

一切の不純物は入っていない。


久しぶりに頂いたご神水は非常に軟水で甘かった。


思いっきり自然の恩恵を受けた時、

アニミズムの原点を心の底から感じる。


そして『ニッポン』の素晴らしさを

再確認出来る。




さすが天照大神の神社!

本殿に着くと見る見るうちに

太陽の光が木々の間から差し込んだ。


神々しい御来光だ。




本殿以外でも大きなご神木そのものに

お社の名前が付いていた。


まさに自然崇拝の原点!




湿度も高いのでお百度岩も苔に覆われている。


久しぶりに参拝に来たけれど、

大馬神社は本当に素晴らしい聖地・・。


此処は平安時代から鎮座される古社だが、

その前に訪れた


『産田神社』『花の窟(いわや)神社』と一緒に

参拝したくなる。


次回はその諸説と理由について書いてみたい。




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