倭(やまと)は国のまほろば Vol.14 太陽神とスサノオ☆
〜出雲の神々が大終結!祇園神社〜
二上神社を後にして、最後に五ヶ瀬町鞍岡地区に鎮座される
『祇園神社』へ立ち寄った。
高千穂にしては珍しく出雲国を作った『スサノオ』が御主神となっている。
名前の『祇園』の部分から考えても『スサノオ』がぱっと頭に浮かぶ。
京都の祇園祭は『スサノオ』のお祭りだからだ。
何故、今回最後に立ち寄ったかと言うと
ペンションの店主が
『本殿にあがると凄いものがありますよ。
もし、宮司さんがいなくても私の方から話をしておきますので
是非、本殿にあがって見てください』
と言ってくれていた。
また天岩戸神社から始る『高千穂レイライン』は二上山を通り
此処、祇園山が終点地でもあるので
何となく、終い参拝に相応しい神社だと思った。
『スサノオ』の他に『大国主命』『稲田姫』『事代主命』『イザナギ』・・
まさかここまで出雲国の神々が奉られているとは
驚いてしまった。
朱の鳥居の横には神仏習合の名残なのか
左右に石仏が鎮座されているけれれど、
その荒々しい風貌は
何処となくスサノオの雰囲気をかもし出している・・。
この神社の創建は大変古く、最初は飛鳥時代に創建されたらしい。
しかも、御神山である『祇園山』は、
4億数千年前の地層が確認されており、九州が島として現れた時
最初に隆起した山との事・・。
最近、淡路島の沼島に始り『○○億年前』の地層に触れる事が多く、
博物館の中で再現されているものではなく、
リアルな『地球の核』に触れているよでその壮大さに
ひれ伏せるばかりだ。
小さな島国の中で起きているとは思えない
壮大なジオラマたち・・
目に見えない自然エネルギーの凄さは世界屈指と言っても
過言ではない。
やはり日本は『まほろば』である。
本殿の両端にいる狛犬たちは赤い鈴と青い鈴を付けていて
何処となく愛嬌があった。
そして手を合わせた後、塩嶺なく本殿にあがらせてもらうと
端の方にこれまた不思議な写真のパネルやプリントが
山のように置かれてあった。
何故、祇園神社に置かれているか不思議??
と思いながら写真を眺めていた。
この神社の由来を読むと、
高千穂で疫病が流行った時に厄難消除の守護神として、
京都、八坂神社の『スサノオ』を呼んで来たらしい・・。
そんな昔から京都と高千穂は繋がっていたの??
とまた不思議な発見をした。
そしてもう1つ『祇園』と言う言葉の由来を
調べていた時に面白い諸説を見た事がある。
〜『祇園』は元々『ヂオン=太陽』の意味を持つ〜
日本語の由来を調べていると
その響きが古代ペルシャ帝国や古代ユダヤに繋がっていたり、
その点と線を結ぶ事によって新たなる発見に辿り着く事がある。
日本において太陽神は『アマテラス』
そして三貴神で『アマテラス』と『スサノオ』は、
イザナギの禊によって生まれた兄弟の位置づけになっている。
天岩戸伝説のきっかけを作ったのも『スサノオ』
また神様の占い『誓約(うけい)』はアマテラスとスサノオの間で交わされ、
島根県の日御碕神社で、西の方位からの守護を司っているのも
『アマテラス』と『スサノオ』。
そして『祇園=ヂオン』と『スサノオ』も繋がりがあり、
日本の中の不思議な伝説の奥には必ずこの二柱の神々が
存在している。
そんな事を考えていたら、高千穂に『スサノオ』はピンっと来なかったけれど、
『太陽神』との繋がりから考えると、腑に落ちた感じだった。
これから島根県へ向かう時だったので
その前に九州に鎮座される出雲の神々に
ご挨拶をしなければならなかっらのかな・・とも思った・笑。
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