倭(やまと)は国のまほろば Vol.11 天竜に翻弄(ほんろう)す☆

〜何時もひっそりとしている槵觸(くしふる)神社〜


高千穂は、天岩戸伝説に始り多くの神話が伝承されているまさに


『神話の里』!


そして山や河川から湧き出る伏流水(ふくりゅうすい)や滝など

里山全体が水に溢れ、まさしくウォーターランドだ。


今回はつれづれなるままに参拝をしようと思いつつ、


高千穂神社を後にすると


〜槵觸(くしふる)。荒立(あらだて)。〜


が頭に浮かんだのでその順路で回った。




荒立神社は、天孫降臨の時に結ばれたサルタヒコとアメノウズメが

新婚時代を過ごした地。


慌てて荒木で住処を作った所から『荒立』と命名されたらしい・・。


今ではスッカリ有名となった興梠(こうろぎ)宮司さんが

このお社を守っていらっしゃるけれど、

大変お忙しい方で不在の事が多い。


もしいらっしゃったら本殿の『サルタヒコ・アメノウズメ』の夫婦像の前で

瞑想させて頂こうかと思い鳥居へ向かうと

社殿の枯れ木を掃いていたおじさんに


『宮司さん、今いらっしゃいますよ!』


と声をかけられた。


予約電話をしてから来る参拝者が多い中、

今まで予約をしなくても何故かタイミング良く

宮司さんにお会い出来ていた。


社務所で休憩されている姿が

何だかお疲れのような感じに見えたので

軽くご挨拶をして、昇殿参拝の許可を頂いた。


小さな本殿にはサルタヒコ・アメノウズメノミコトの

御神木像が鎮座されていて、

何百年と言う歴史の深さがにじみ出ている。


タイミングが合わないとこの神々の像を拝見する事が出来ない中、

今回は静かにじっくりと同じ空間に入れて嬉しかった。

さて・・

この後、何処を回ろうか・・?

すると、久しぶりに秘境の地に鎮座される『秋元神社』へ

頑張って行きたくなった。


荒立から秋元まで距離にして12キロ。

普通の道なら40分くらいで行ける距離だが、

何せ、山奥の道なき道を走らなければならないので

1時間近くかかってしまう。


秋元神社をチョイスしたら今日のラスト!っと言う感じだけれど

やはり何故か行きたくてしょうがなかった。


相変わらず数少ない手書きの看板を頼りに

ぬかるんだ道を進んで行く。


雨は降っていなかったけれど、到着して車を見るとドロドロだった。

確かにエコカーを走らせるには過酷過ぎたのかもしれない。



鳥の鳴き声しか聞こえない山深い聖地・・。

天地創造の神『国常立尊(くにとこたちのみこと)』が御主神の秋元は、

小さいお社に反して圧倒的な存在感がある。


神社にしては珍しく鬼門の方向を向いていたり。

高千穂神社の元宮と言われていたり。

天岩戸はこの神社の裏の洞窟が本説??


など、兎に角謎だらけの聖地。


もっと言えば囲まれた緑と調和された空間は

この世と思えない桃源郷のようだ。


(やっぱり来て良かった・・)


言葉では表せてない・・

ただ素晴らしい!の一言しか出て来ない・・。


何よりも鳥居の脇からこんこんと湧き出る御神水が

どうしても飲みたかった。




今回、高千穂に来て、街の至る所に


〜秋元神社の御神水を使用〜


と言う文字がやたら目に入った。


きっと1年経っても腐らないと言われている御神水は

ちょっとした流行に変化しいるのかもしれない。


まずはその場で思いっきり飲ませてもらった。

軟水でまろやかな口辺り・・

最高の味わいの記憶が甦って来た。


小さなペットボトルへ入れて

一週間後、京都へ持って帰ったけれど、

一切の濁りも無く、

恐ろしい程の透明感を持続させていた。


亡きたまこにお水をあげると

次の日空っぽになっていて驚いた。

きっとたまこも秋元の御神水の美味しさを

思い出してくれたのかもしれない。


カーンにもあげると必死に飲み干していた・笑。



秋元神社を出る時16時を過ぎていて

さすがにこれ以上、神社を回れないな・・と思っていたが、

宿へ向かう途中に

『天岩戸神社・西口本宮』があるので

ちょっと立ち寄ろうと思った。

『天岩戸神社』はかなりメジャーなので

カーナビに地図が出る。


そして後髪を引かれながらも

時間が気になってそそくさと出発させた。


17時前には何とか天岩戸神社へ到着出来そうだったが

間に合うかどうか不安だった。


そして道中、高千穂へ来る度に必ず訪れていた


『八大龍王水神社』へ今回は行けなかったので

ちょっと後悔の気持ちを持っていた。


何時も最後のシメのような神社だったので

行けなくて残念だ。


でも!今回は秋元へ来られたから!!

と言い聞かせながら天岩戸神社へ近づいていた。


あの角を曲がれば西口本宮!っと思っているのに

カーナビは全く別に道を指している。


(あれ??此処じゃなかったっけ??)


と兎に角、カーナビ通りに車を進めていると

その道が『八大龍王水神社』へ続いている事に気がついた。



え??何で??

やっぱりこれ、八大龍王にご挨拶をしないといけないって事??


とーぜん、カーナビは何を言わず、ただまっすぐの道を示しているだけだ。

それよりもっと怖かったのは

『天岩戸神社・西口本宮』と書かれている所に

ゴールの旗が立っているのだが

良く見ると西口本宮ではない、水神社の場所なのだ!


ちょっと待って〜〜・・

こんな事ってあるの??

完璧に高千穂パラドックス!!


と半分笑いながら


『はいはい・・解りました。

水神社へ行きます・・』


と予想のしていなかった展開になっていた。


〜蛇のように四方へのびる幹が印象的八大龍王水神社(2014年撮影)〜


17時が近づいていたので慌ててうっそうとした境内を入って行き

本殿で手を合わせた。

『ご挨拶が遅れて申し訳ありませんでした・・』

と何故か謝りながら手を合わせていた・笑。


やはり此処でシメないと完璧では無いのか?

このお社に鎮座される緑色の八代龍王とは

何だか縁があるような・・。


やっぱり此処へは来ないといけないんだな〜笑。

っと改めて思った。


そして慌てて車に乗って17時になっていたけれど、

とりあえず西口本宮へ向かった。


するとまたまたカーナビは違う道を指している?!


其処は『八大之宮』と呼ばれる神社だった。


目の前に鳥居が現れた時、


『マジで〜〜!!』


と車の中で叫んでしまった・笑。

〜八大之宮(2014年撮影)〜



そう・・


八大龍王水神社は男神が奉られ、

八大之宮は女神が奉られているので


片参りにならないよう、どちらも勝手に連れて行かれているのだ。


(何なの??これ・・

完璧に龍神に翻弄されている私!)


と此処まで来ると永遠にこの聖域から出られないのはないかと

ぞっとした。


しかし、八大之宮の後は一体、今までの事は何だったのだろう・・

と思うくらいあっと言う間に天岩戸西口本宮へ到着出来た。


時刻は17時を過ぎていたけれど、

まだ閉門されていなかったので何とか参拝する事が出来た。


つれづれなるままに参拝をすると、

龍神のいたずらにまんまと引っかかってしまう事に気がついた。


恐るべし、高千穂パラドックス!笑



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